米連邦準備制度理事会:データとインフレ注目によるハト派的な再評 価-BNY
BNY MarketsのJohn Velisは、リスクは上向きに偏っているものの、今年は米連邦準備制度理事会(Federal Reserve)による利上げはないとする見通しを改めて表明しています。米国の雇用統計が弱かったことで、9月の利上げの織り込み確率は低下し、金利カーブ全体での引き締め期待もやや縮小しましたが、今後発表されるCPIおよびPPIが、Fedの利上げ判断において中心的な役割を果たし続ける見通しです。
利上げ見送り見通し、経済指標次第の政策パス
「Fedによる今年の利上げはないと引き続き考えていますが、リスクが上方向であることも認識しています。」
「先週発表された雇用統計の不振により、フェデラルファンド金利への市場期待はややハト派寄りとなっています。9月利上げの確率は、7月末時点の70%超から現時点では五分五分程度に低下しました。」
「長い期間で見ると、市場は以前は来年の今頃までに2回以上の利上げを見込んでいましたが、現在はそれを下回り、来年7月までにおよそ1.8回程度に近づいています。」
「インフレ率はFedが利上げを検討する上で最も重要な変数であり、今週はCPIとPPIがそれぞれ水曜日と木曜日に発表されるため、それについて新たな情報が得られるでしょう。」
「今週後半にディスインフレ(インフレ鈍化)が見られるようであれば、金利カーブはよりハト派的な方向に再評価されると予想されます。」
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