ドイツのインフレデータを受けてユーロは依然として低調
EUR/USDは3日連続で下落を続けており、水曜日のヨーロッパ時間では約1.1540で取引されています。ユーロ(EUR)は、ドイツのHICP(調和消費者物価指数)データ発表後も弱い状態が続いており、通貨ペアは損失を維持しています。
ドイツのインフレ率は7月に再び2.8%へと急上昇し、エネルギーコストの急激な上昇に伴う最近の下落傾向を反転させました。4月の2.9%、5月の2.6%、6月の2.3%と減速していましたが、消費者物価は再び勢いを増しています。連邦統計局(Destatis)のルース・ブランド局長は、エネルギー価格が依然として平均以上のペースで上昇し、今月のインフレ率上昇の主な要因になっていると述べました。
ユーロ圏成長のサプライズがユーロの短期的な耐性を強化
Rabobankは、「ユーロ圏の第2四半期GDP成長は前期比0.4%と予想よりも好調で、市場予想中央値の0.2%を上回った」と指摘し、ユーロ圏の成長動向が市場の予想以上に堅調であることを強調しています。このヘッドライン活動データの上振れは、この地域の経済が一定の耐性を保っていることを示しており、投資家が依然としてエネルギーコスト上昇、供給の混乱、政策見通しの変化を見極めている中でのことです。
EUR/USDは、米ドル(USD)が中東和平交渉を巡る不透明感の高まりによる安全資産需要の増加で買われて下落しています。パキスタン国防相は、ワシントンとテヘランがホルムズ海峡の合意に近づいていると示唆し、イランとオマーンの並行交渉も進展しているとの報道がありました。しかし、米国のドナルド・トランプ大統領は、テヘランがイスラム共和国に関連した攻撃の被害者への賠償金を支払わなければならないと主張し、市場に新たな警戒感をもたらしています。
トレーダーは、この後発表される予定のインフレ報告書に注目している可能性があり、連邦準備制度(Fed)の次回利上げ判断に大きな影響を与えると見込まれています。
市場の予想は、中銀が7月に金利を据え置いた後も政策金利の道筋をめぐって分かれたままです。原油価格の上昇がより強硬な政策姿勢の根拠となっていますが、9月のFedによる25ベーシスポイント利上げの確率はわずかに低下し、CME FedWatch Toolによれば、前日の52%からほぼ48%まで下がっています。
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