カナダドルは上昇幅を縮小し、米ドルは米国CPI発表前に堅調推移
カナダドル(CAD)は2ヶ月ぶりの高値から下落し、米ドル(USD)が全体的に堅調に推移しています。投資家は米国消費者物価指数(CPI)の発表を控えて警戒しています。USD/CADは水曜日に約15ピップス上昇し、1.3930を再び超えましたが、2週間強で1%以上下落しており、全体的なトレンドは依然として弱気です。
投資家は水曜日に米ドルのショートポジションを全体的に削減しており、米国消費者インフレ指標の発表に備えています。これらのデータは、Federal Reserve(Fed)の短期的な金融政策の方向性についてさらなる洞察を提供すると期待されています。
INGのアナリストは、市場はすでに「穏やかな物価動向」を見込んでおり、「コアインフレが月次で0.1%の水準となれば、9月のFed利上げ予想(確率50%)が据え置きへシフトする可能性がある」と指摘しています。この場合は「ドルが弱含みとなり、特にプロサイクル通貨に対して下落しやすい」とINGのエキスパートはコメントしています。
中東の緊張がUSDの安全資産需要を支える
米ドルは中東の緊張の高まりに伴う安全資産需要の増加から、追加的なサポートを受けています。Iran支援のHouthi武装勢力が紅海でエジプト船を攻撃し、一部乗組員を殺害しました。これは、米陸軍がIran港湾の封鎖を破ろうとした貨物船に発砲した後に起きたもので、ホルムズ海峡の再開や戦争の早期終結への期待が後退しました。
一方、カナダドルは高いOil価格に支えられており、USD/CADの上昇を抑える要因となっています。Oilはカナダの主要な輸出品であり、カナダドルは7月初旬に米国が最初の停戦を破った以降、約2%上昇しています。
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