ポンドは上昇を維持、米CPIが9月のFRB利上げ観測を後退させる
GBP/USDは水曜日、米国の最新インフレ指標発表を受けて米ドルがやや圧力を受けていることから、やや高めに取引されています。ただし、市場の反応は限定的で、データは概ね予想通りとなりました。執筆時点で、GBP/USDは1.3523付近で推移しており、7月16日以来の高値圏となっています。
消費者物価指数(CPI)のヘッドラインは、6月の0.4%下落の後、7月は0.1%上昇し、前年比では3.5%から3.4%へとやや鈍化しました。コアCPIは6月の横ばいから0.2%上昇し、年間ベースでは2.6%から2.5%へと減速しました。
米ドル指数(DXY)は、主要6通貨に対する米ドルの動きを追跡しており、99.67付近で取引され、日中で0.15%下落しています。また、米国債利回りも全体的に低下しており、2年債利回りは日中始値の4.220%から4.6ベーシスポイント下がっています。
今回の指標は予想通りだったため、インフレリスクがエネルギー価格の高止まりで上振れしている状況では、市場参加者への安心材料とはなりませんでした。ホルムズ海峡の即時再開への期待は低調で、地政学的リスクプレミアムが原油価格に織り込まれています。West Texas Intermediate(WTI)は1バレルあたり81.60ドル付近で推移し、今週に入ってすでに6%以上上昇しています。
このような背景のもと、トレーダーは連邦準備制度理事会(Fed)が、インフレが2%目標に向けて明確に動き出すまで、制約的な政策スタンスを維持すると予想しています。ただし、CME FedWatch Toolによると、9月の会合での利上げ確率はデータ発表前の44%から38%に低下しています。
今後は、英国第2四半期の速報GDPデータと、米国の生産者物価指数(PPI)に注目が集まっており、これらの発表が通貨ペアの今後の方向性を示す可能性があります。
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