web3:Cerebrasは通年ガイダンスを引き上げた後、時間外取引で14%下落
Cerebrasは上場後2回目の決算発表を行い、通年の売上高ガイダンスを引き上げたものの、市場の反応は冷淡で、株価は時間外取引で約14%下落した。このAIチップ企業は、企業による同社の推論チップへの需要が依然として急速に伸びていると述べている。
同社は第2四半期のコア収益が2億1,000万ドルであったと発表した。GAAP方式で計算した収益は1億8,010万ドルで、その差異は同社が「代理回収・支払収入」と呼ぶものに起因する。計算方式が完全には一致しないため、今期のデータとアナリスト予想は完全な比較にはならない。
四半期収益と今期ガイダンス
Cerebrasは今四半期のコア収益を2億1,400万〜2億1,600万ドルと予想している。LSEGがまとめたアナリスト予想は2億1,260万ドルだが、市場の予想がコア収益ベースかどうか明確でないという指摘もある。
同時に同社は通年コア収益見通しを従来の8億5,500万〜8億6,500万ドルから8億8,000万〜8億9,000万ドルへと引き上げた。これは下半期の受注が順調に進むとの経営陣の楽観姿勢を示している。
- 第2四半期コア収益:2億1,000万ドル
- 第3四半期コア収益ガイダンス:2億1,400万〜2億1,600万ドル
- 通年コア収益ガイダンス:8億8,000万〜8億9,000万ドル
推論チップ需要が依然として強い
CEOのAndrew Feldmanは、AI需要が「非常に旺盛」であり、顧客は推論向けの専用チップにより高い価格を支払う意思があると述べた。Cerebrasは現在、低レイテンシな推論性能を強みに、即応性が必要なインタラクティブAIタスクに注力している。
同社は今四半期のコア粗利率について38%〜40%に拡大する見込みで、投資家の収益性への懸念に応える形だ。Feldmanは、迅速な推論製品にはプレミアム価格が付きやすく、システムの出力能力向上も粗利率の改善に寄与するだろうとした。
Nvidiaとの競争が激化
Cerebrasは一部のAIタスク、特に低レイテンシの推論分野でNvidiaに挑戦している。同社は今年5月にNASDAQに上場し、公開価格は1株185ドル、約64億ドルを調達した。株価は5月の高値から下落しているものの、水曜日終値は262.06ドルで、公開価格を約42%上回っている。
また、同社は残存履行義務が254億ドルに達したと明かし、将来の堅調な需要を示す指標と見なしている。経営陣は、出荷規模の拡大とともに製造効率や部品調達価格、生産能力のコスト分散が改善され、来期の収益は現状の3倍に達する可能性があると予想している。
最近では、CerebrasはAMDと提携し、関連製品が年内にも生産を開始する予定だと発表した。併せて、OpenAIが同社のチップを使い、最新モデル「GPT 5.6-Sol」にサービス提供できるとしている。ハードウエア販売に加え、クラウドサービスでもチップを提供しており、この事業は6月四半期に1億2,600万ドルの収益を上げた。
補足情報:今回の決算は5月上場後2度目となり、ガイダンス引き上げを受けても市場は売りを選択。投資家がバリュエーションや利益率、受注の実現ペースに依然慎重であることを示している。
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