AI需要がグリーンエネルギー業界を牽引!この5銘 柄は年内にひそかに急騰、最高で223%以上上昇
サステナビリティ分野の一部のグリーンエネルギー企業は、人気のある競合他社を密かに上回っている。
ジートンファイナンスAPPによると、2026年以降、中東戦争による石油・ガス価格の高騰の影響でエネルギー株が堅調に上昇し、人工知能(AI)関連の取引も好調な動きを見せている。その一方で、市場の注目外ではあるが、サステナブル分野の一部のグリーンエネルギー企業が多くの人気銘柄を密かに上回るパフォーマンスを示している。
データによれば、燃料電池メーカーのBloom Energy(BE.US)は今年に入ってからの上昇率が223%を超え、同業他社の中でトップの成績となっている。競合他社であるFuelCell Energy(FCEL.US)も年初来で3桁の上昇率を記録した。これら2社はいずれもAI主導の電力需要の増加による利益を享受している。
関係筋によると、Bloom Energyは今年、多数の大型契約を獲得した。4月にはOracle(ORCL.US)と最大2.8ギガワットの燃料電池購入の枠組み合意を締結し、AI事業を拡大し続けるオルタナティブ資産運用大手のBrookfield(BAM.US)とは協力規模を50億ドルから250億ドルに拡大した。また、米国電力(AEP)と26.5億ドル規模、期間20年に及ぶ電力購入契約を締結し、ワイオミング州に燃料電池発電所の建設・運営を行いAEPに長期的な電力供給を提供する。このほか、7月にはAIクラウドコンピューティング企業のNebius(NBIS.US)に独自電力ソリューションを提供するための17億ドルのプロジェクト投資を獲得したと発表している。
FuelCell Energyは今年、Fit Energy USA LPと380メガワットのデータセンター向け電力供給契約を締結、さらに主要データセンター事業者ともテキサス州のプロジェクトに関する容量予約契約に署名した。
同時に、高性能電源モジュールのメーカーであるVicor Corporation(VICR.US)は今年累計で97%超の上昇となった。同社は高性能電子機器向けのモジュール式電源部品や電源システムの設計・製造を行っており、効率的な電力変換・供給を担う。複数市場でユーティリティ規模の太陽光・風力・蓄電プロジェクトを開発・運用する再生可能エネルギー会社、Enlight Renewable Energy(ENLT.US)は今年58%前後の上昇。先進材料企業Aspen Aerogels(ASPN.US)は年初来で81%超の上昇となっている。同社は電気自動車のバッテリー熱絶縁層や省エネ断熱材、その他エネルギー分野で使われる高性能エアロゲル材料の設計・製造を手がけている。

これら5つのグリーン関連銘柄は、注目度の高いクリーンエネルギーETFを大きく上回るパフォーマンスを示している。データによれば、iSharesグローバルクリーンエネルギーETF(ICLN.US)とFirst Trust NASDAQ Clean Edge Green Energy Index Fund(QCLN.US)は今年約8%の上昇にとどまる。5社の株価はいずれもS&P500、ダウ・ジョーンズ工業株平均、ナスダック総合指数という米国の三大株価指数も大きく凌駕している。

また、AI業界と比較しても、Bloom Energy、FuelCell Energy、Vicor Corporation、Aspen Aerogelsの株価は、2つの主要半導体ETFであるiShares半導体ETF(SOXX.US)およびVanEck半導体指数ETF(SMH.US)を上回り、グローバルAI&テクノロジーETF(AIQ.US)も凌ぐ成績となっている。Renewable Energyの株価はiShares半導体ETFには及ばなかったものの、2026年以降VanEck半導体指数ETFおよびグローバルAI&テクノロジーETFよりも高い成績となった。

さらに、ウォール街アナリストのこれら5銘柄への評価もおおむね楽観的だ。具体的には、Bloom Energyへのコンセンサス評価は「買い」で、平均目標株価は280.24ドル(木曜終値とほぼ同水準)、FuelCell Energyへの評価も「買い」で、平均目標株価は20.33ドル(木曜終値より約15%の上昇余地)、Vicor Corporationは「強い買い」で、平均目標株価386.25ドル(終値比約79%の上昇余地)、Renewable Energyは「買い」で87.88ドル(終値比約17%の上昇余地)、Aspen Aerogelsも「買い」となっており、平均目標株価は7.75ドルで木曜終値比約51%の上昇余地がある。
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