豪ドルは、RBAのタカ派的な姿勢を受けて引き続き強含んでいます。米ドルの方向性は、今後発表される米国雇用統計(Non-Farm Payrolls)レポートに依存します。
市場のファンダメンタルズ概要
米ドル(USD)の最新情報
米ドルは、予想を下回る米国小売売上高と雇用コスト指数の発表を受けて、昨日さらに下落圧力を受けました。これらの弱い数値を受けて、市場の期待はやや変化し、年末までに60ベーシスポイントの利下げが予想されるようになりました(データ発表前は58ベーシスポイント)。
本日の米国雇用統計(NFP)レポートに注目が集まっており、これがドルの方向性を決める重要な役割を果たす可能性があります。データが強ければ、市場はよりタカ派的な見通しに調整され、ドルの全面的な上昇につながる可能性が高いです。
一方で、NFPレポートが失望的な結果となれば、連邦準備制度理事会(FRB)の追加緩和の可能性が強まるでしょう。この場合、トレーダーは利下げ時期を前倒しして織り込むと考えられます。特に一部のFRB当局者が労働市場の安定性に疑問を呈しているためです。このシナリオでは、米ドルは再び売り圧力に直面する可能性が高いです。
オーストラリアドル(AUD)の見通し
オーストラリアドルは、オーストラリア準備銀行(RBA)のタカ派的な姿勢を背景に、引き続き強含んでいます。最近、RBAは政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、3.85%としました。中央銀行は年内にさらに2回の利上げの可能性を示唆し、市場を驚かせました(従来は1回のみが予想されていました)。
本日、RBAのHauser氏による強気な発言を受けて、AUDはさらに上昇しました。同氏は必要に応じて政策を引き締める用意があることを再確認しました。これらの発言は完全に新しいものではありませんが、市場がオーストラリアドルを積極的に買う意欲を強調するものです。
日足チャート分析:AUDUSD
日足チャートでは、AUDUSDは0.7150付近の重要なレジスタンスエリアに接近しています。トレンドラインが引き続き強気のモメンタムを支えています。買い手にとっては、このトレンドライン付近でのエントリーは新高値を狙う上でリスクとリターンのバランスが良いポイントとなります。一方、売り手はトレンドラインを明確に下抜けた場合に次のサポートゾーン(0.68付近)を目指してポジションを取ることを検討するでしょう。
4時間足チャート分析:AUDUSD
4時間足チャートでは、0.7090付近に小さなサポートエリアが形成されています。価格がこの水準まで下落した場合、買い手が参入し、サポート直下にストップを置いて上昇トレンドの継続を狙う可能性が高いです。一方、売り手はこのゾーンを明確に下抜ける動きを注視しており、基準となるトレンドラインまでの下落を狙うでしょう。
1時間足チャート分析:AUDUSD
1時間足チャートを見ると、0.7090のサポートレベルは小規模なトレンドラインによって支えられており、買い手にとってリスクプロファイルの良いエントリーポイントとなります。一方、売り手はこのエリアを下抜ける動きに注目しており、0.6950付近の主要トレンドラインまでの下落余地が広がる可能性があります。チャート上の赤い線は本日の平均的な値動き幅を示しています。
今後の主な経済イベント
- 本日:米国雇用統計(NFP)レポート
- 明日:米国新規失業保険申請件数データ
- 金曜日:米国消費者物価指数(CPI)発表
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